「許す」ということ

2018年8月4日

 

別れる前に、
自分の本心を突き詰めて見つめてみる、という提案をしました。

さて、
自分をどんどん突き詰めていくと、
何が問題なのか、
何を解決すれば良いか、
自分が大切に思っている事は何か、
がだんだん見えてきます。

すると不思議なことに、
相手はどうでも良くなります。

どうでも良くなるというのは、少し誤解を生む表現ですが、

自分の本当の気持ちに集中出来て、

相手はどう思っているかを、少し横に置いて、

冷静に見つめられるようになるということです。

自分が、相手を好きだから、やっぱり別れられない、とか、
いや、自分の気持ちを優先したいから、別れた方がいい、という選択も、
周りの目や、もちろん、相手の事など、考えずに、自分本位で考える事が出来ます。

既に、自分を大事にする事で、充分に癒されていますから、

例え、相手が、浮気相手とどうなっていても、自分の人生は、自分でどうにでも出来る、という自信に繋がります。

別れても、別れなくても、どちらでも選択でき、自信を持って、選ぶことが出来るようになるのです。

これまで、許せない!キー!!と怒り心頭になっていた自分が、
悟りを開いたかのように穏やかになっていきます。

これ、嘘だと思うかも知れませんが、
本当なんです。

怒りは、当然、続くでしょうから、無理に自分を見つめろというのは無理な話です。

充分に、怒り、喚いて、泣きつかれて、いくところまで行かないと、その心理までは達することは出来ません。

自分の気持ちを押し込めては、自分が可哀想ではないですか?

筆者は、最初の結婚は上手く行きませんでした。浮気と、威圧する言動で、ほとほと参ってしまいました。
そして、突然、この世を去りました。

もう、私を好きになる男の人なんて、私の前に現れない、

私も、もう、人を愛せない。

そう思っていた時、別の男性が現れました。
それが今のパートナーです。

パートナーとは、もう15年の付き合いになり、やはり色々あったんです。
簡単に、他の人に目移りするような人ではなく、仕事も真面目で、自分には勿体ない人だと思っていました。
自分には娘がいますから、とにかく、子育てが終わるまでは、と、シングルマザーでやって来ました。

勿体ないと思うという事は、自分を下に思っていたという事なんですね。

結婚自体、上手くいかなかったのに、この人と上手くいくはずがない、そう思ったりしていました。
しかも、シングルマザーになったということで、

父親役もやらないといけないと、頑張り過ぎていたようです。

自分の家族が亡くなったり、鬱病を患ったりして、精神的に参ってしまった頃、パートナーは、他の人に惹かれてしまいました。
そういった心理は、近い人には伝わるようで、落ち込んでると見せないようにしていたのに、見抜かれたりしました。

 

それから、私は私の大改造が始まったのです。

今では、それがあったからこそ、改めて自分たちを見つめ直し、
私も、自信を取り戻して、
元よりも、仲良くなることが出来ました。

かなり時間はかかりました。

簡単に書きましたので、短い間の話のようですが、やはり3年ほどは、ギクシャクしていました。

その間に、どれだけ自分を卑下していたか、
大事にしていなかったか。

長く続いていた、自分を卑下する癖というのは、なかなか治りません。

右利きを左利きにしろと言われるようなものです。

本当は、彼は私のことを好きなんだろうか?

私は、ちゃんと、彼を愛しているのだろうか?

その気持ちをイエスに持ち込むにも、かなり時間はかかったと思います。

いい方に思い込む。それができなかったのですから。

相手のことを思いやるという事は、自分を犠牲にするという話ではないんですね。
ちゃんと、自分を第一に考え、大事にして、その上で、相手を思いやる余裕を持つ、
それに気がついたんです。

パートナーが、他の人に走ったのは、仕事に追いまくられて、身近な人に、相談をしたりしたからだったようです。
自分も、自分のことで精一杯になっていました。

お互いに助けを求められずに、自分だけで事をなんとかしようと思ったが故に起きたことでした。

浮気の問題が起きるという事は、
今までの自分達では、限界が来たということ。

出来ない事が沢山あった、至らなかった、無力だった、と思うよりは、
考え方、行動に、限界が来ていて、
新しい風が必要だったということ。

その新しい風を読み、その流れに身を任せ、

起きていることは現実なんだと。

そこで、何を考え、行動するのかが大事なのだと、

気をつかせてくれました。

だから、今は、そんなパートナーに、感謝しているくらいです。
問題を自ら起こしてくれてありがとう、と。
面と向かっては言いませんけどね。

そこに至るまでは、彼もきっと辛かったんだろうなあと思うと、許すより他仕方ありません。

浮気の問題を本当にどうにかしたいなら、そこまで自分を見つめ直してみませんか?
真剣に考えてみませんか?

相手を許しませんか?
というのが、自分からの提案です。