もう、籍を入れなくてもいいんじゃない?

2018年8月4日

 

中年から、熟年になるにかけて巡りあった恋人。

離別の苦い思い出を越えて、結ばれた二人。

若い時と違う、大人のデートなどを楽しんでいらっしゃって来られたと思います。

既に、各々の生活が出来ているなら、たまに会うだけで、籍を入れなくてもいいんじゃないか?と思う方もいらっしゃると思います。週末婚というのもありますしね。

事実婚を選ぶ方も多くいらっしゃることでしょう。

しかし、やはり、若い時とは違い、
お互いにデート、というのもとてもステキなのですが、
一緒に居る安心感はとでも大きいのではないかと思います。

ただ、一度離婚された方が、比較的若くして別のパートナーを見つけたが、
お互いに子どもが居るため、籍は入れずに、同居もせずに、ということは事実婚でもない、恋人同士、という間柄の方は結構いらっしゃるのではないかと思います。

家族の問題というのは複雑ですね。
例えば、親権を持っている母親が旧姓に戻さないで、夫の苗字を使っていた場合。
別の方と再婚して、苗字を新しい夫のものにしても、子どもは、新しい夫の苗字は名乗れません。

同じ家に住む家族でも、苗字が違ってしまうのです。

離婚した時は、子どもの苗字を変えると、学校で何かと不便になるから、そのままの苗字にするパターンは多いです。
でも、その後に、出会いがあるかどうか、再婚するかどうかなんて分かりません。
子どもの為を思って、苗字を変えなかったが為に、後で、再婚時にその問題に突き当たります。

その頃には、一人で経済的になんとかやっている、子どもとの生活は大変だけど、楽しい。
そんな人も多くいらっしゃいます。

しかし、相手が出来ると、揺れ動きます。
親から、男、女に戻るのですね。

もちろん、経済的に一緒になる場合もありますし、
新しい親を迎える子ども、というシチュエーションが生まれます。

上手くコミュニケーションを取れればいいのですが、
所謂継母、継父になるわけで、
反抗心を覚える子どももいるでしょう。

特に、男と女に戻った両親を、思春期の子どもは嫌がります。
いやでも、親がセックスしている、と思わされるからですね。

それで、性的な部分に嫌悪を覚えたり、逆に、のめり込んだりしてしまいます。

色々なことを親は考えます。
そして、籍を入れないで、とりあえず、子どもが大人になるまで、待とう、となるのです。

そして、歳を取っても、そのまま、一人同士で、会いたい時に会う、というカップルも。
週末婚という結婚形態もありますから、それくらいの方が新鮮でいいわと思うのもありでしょう。

距離を取った方がいいのか、
一緒に過ごすのを取るか。
難しい問題です。
距離を取って来て、上手くやって来れたなら、特に籍を入れなくてもいいように思えたりします。

しかし、問題があります。
身体の衰えです。

もし、入院まではしなくても、
身体の調子が悪くなった時に、一人で身の回りをこなすのは辛い事です。

何か頼める人が、子どもや友人でも、そばに居ればいいのですが、
やはり、夫婦という形は、この日本では、法的にも、ルール的にも、一番強い、家族の最小単位として扱われます。

例えば手術には、家族の同意が要ります。
筆者は帝王切開での出産になりましたが、
夫のサインが要る、といって、
陣痛で苦しんでいるのに、到着まで何時間も待たされました。
まだ産まれないとおもった、と言ったのですから、呑気なものです。

妊娠の恐れはなくても、
同居人では、同意書へのサインを受け付けてくれないことがあります。

そのために結婚するべき、というのではないのですが、
やはり、すぐそばに居てくれる存在は、何者にも代え難いでしょう。

結婚して居ない人も増えて居ますから、手術の同意の辺りは柔軟にして欲しいと思いますけれども…

ここで注意しないといけないのは、
結婚の相手が、便利な存在と思ってしまうことです。

何度も言いますが、夫婦は他人です。
考えが違うからこそ、尊敬し合えるのが理想です。

相手の好意に胡座をかいて、尊敬出来ない人は、たちまち愛想を尽かされます。

もしかして、そういう経験はありませんでしたか?
それが理由で別離に至ったのでは?

愛情を持って助け合う。
そんな二人で居たいものです。

もちろん、介護は、自分一人で背負うものではありません。

愛する人が衰えていくのを、見て見ぬ振りが出来る人はいないでしょう。

でも、自分が頑張るあまり、余裕がなくなり、自分が介護に疲れて、相手を殺めてしまう、そんな悲惨な事件も沢山起こって来ました。

これまでの愛する人の心と体が、だんだんと変わっていくのを見るのは辛いでしょう。

でも、変わっていくのを見守る、
受け入れる、
そんな余裕があれば、
見守る事が出来るのです。

そのためにも、頼りになる人を沢山作り、心に余裕を持って接することが必要になります。

愛する人だからこそ、
いっぱいいっぱいになってはいけないのです。

程よい精神的な距離を作り、
余裕を持ち、
愛する事が出来る、

そんな夫婦になっていって下さるといいと思います。