浮気の心理(男性編)

2018年8月4日

1.浮気をする男性の心理

草食系、絶食系と言われる男性が多くなったと言われる現在。
浮気をする男性は、どれだけ好色なのかと、どれだけ男性的な元気があるのか、と思われる向きもあるでしょう。
しかし実は、浮気をする行為の前に、傷ついて、それを癒す為に、他の女性へと、目を向ける事が多いのです。
好色だから、性欲を満たしたいから、が目的である事は、むしろ動機としては弱いかも知れません。

浮気をする男性の心理を書く前に、一般的な女性への心理を書いてみます。

男性は、女性の笑顔を見るのが好きです。単純に、好きです。
例え、自分とのデートではなく、彼女の友人と会って来て楽しかった、という報告の笑顔を見るだけでも、男性は、嬉しいと思うものです。

逆に、女性が、浮かない顔をしている時に、どうしたんだろう、という気持ちから、自分が笑顔にするのに、何か至らない部分があったかな、と、思いがちなのも、男性にはよくある事です。

もし、ステディの女性と、ケンカをする事が多く、女性から、文句を言われる事が続いた場合。
文句を言われて、腹が立つ、面白くない、と思うのと同時に、
自分が女性を笑顔に出来ない、という無力感を背負ってしまうという事があります。

笑いながらケンカをする、というのはほぼあり得ませんよね。

また、2人の関係に慣れてしまい、最初は一挙一動に、いろんな感情を表してくれた人も、だんだん、無自覚に、無表情になっていく場合もあります。
3ヶ月、3年、巷で良く言われる、飽きるまでの期間というのがありますが、ちょうど、ドキドキや緊張感が抜けていく過程でそうなります。

そんな時に、自分と話をしていて、笑ってくれる、そんな人が他に現れた時。
この人なら、自分が自分に感じている無力感という傷を癒してくれる、
そんな気分になるのです。
そして、惹かれていくという、いわゆる浮気が始まります。

そして、ケンカばかりしているステディの女性には、この人のせいで、自分は気分を害した。自分を責めている、と、より強く感じるようになり、新しい女性の元から離れ難くなります。

おや?いつの間にか、気持ちが変わってしまっていますね。

ステディに笑顔を与えられない責任感、無力感が、いつの間にか、責められてるのは自分、と、責任の在り処を相手にすり替えてしまっています。

これも、男性の気持ちに良くある話なのです。
自分に出来ない事を認めたくない、プライドと言えばいいでしょうか。

前回も書いたように、自信を失うと、自分への評価も、相手への評価も低くなります。

そして、評価出来る物にすがります。
浮気相手が、唯一、自分を認めてくれ、そして笑顔になってくれると思えば思うほど、嵌って行きます。
そして、ステディの事は、どうでも良くなります。

しかし、間違えてはいけないのは、自分の評価が下がった責任を人に押し付けても、
自分を評価をするのは、あくまで自分であるということです。

つまり、ステディを貶めれば貶めるほど、自分を貶めているのと同じになるのです。

それだけ、ステディとの結びつきは強いとも言えるのですが、
ステディの姿を見て、自分を見る、
心理学では、「投影」と呼ぶ、そんな気持ちが働きます。

自分がステディに対して、後ろめたさを感じれば感じるほど、
責任からは逃れられなくなり、
罪悪感から逃れて、なんとか楽になりたいと思って、
責任をなすりつけます。

あるいは、自分の弱さを自覚して、別れを表明したりします。

本当は、ステディと、仲良くなりたいのに、もう、元には戻れないからと、無理やり浮気に没頭しようとする場合もあります。

浮気は、その新しい相手と愛し合って、幸せになる為の千載一遇のチャンス、とか、形勢逆転だと思って始めるのですが、
動機が責任逃れや、罪悪感からの逃避である以上、幸せになれないで、何もかも失ってしまう事も多いのです。

話を最初に戻すと、
ステディの笑顔が見たい、
これに戻るのが一番の幸せなのに、
どうしたらいいのか分からない。
ここに原因がありそうです。

その原因を見つけられないと、
ズルズルと、関係を続けて倦怠感を抱えてしまうか、
他に現れた女性に心を奪われてしまうか。
いずれにしても、幸せからは遠くなってしまうでしょう。

ステディが笑顔でなくなったのは、何も、男性のせいだけではないと思われます。
女性の生理周期や、仕事で忙しい、結婚していれば、子育てにプラスして家事、仕事…
女性の抱えているものは、思う以上に多いもの。

助けて欲しいと、具体的に言えずに、置かれている状態に腹を立て、怒るだけの女性や、
男性には助けてもらうのは初めから諦めている女性も多いですから、混乱してしまうのも無理はありません。

それが、自分の感情を傷つけて、何も出来ない、と思ってしまう要因になります。

それに、浮気相手との交際は、そんな出来ない自分を忘れさせてくれる、甘美な時間が持てるので、余計に禁断の愛(だと思っている)の行為にのめり込む事も多いです。

それが、浮気をする男性の心理です。

2.浮気される男性の心理

よく、男性は、女性の浮気を絶対に許さないと言われますが、
これも、自分の無力感を刺激されて、
そんな人とは、一緒に居られない、と、浮気した女性を遠ざけようとします。

浮気をされると、自分の存在を否定された気持ちになるのは、男女共に同じでしょうが、
普段、感情を出すのが女性よりも難しいのが男性です。
恋愛に対する感情は、
女性を1とすると、男性はその10分の1。
女性が、24時間、恋愛を主に考えて生活出来るのと反対に、
セックスをしている時に、やっと、女性と同じまで感情が引き上げられる、との調査もあるくらいです。

例えば、好きだ、という一言。
これほど、感情と結びついている言葉で、男女の関係に結びつく言葉もありません。

しかし、最初は割と出来るだけ伝えていた言葉も、
慣れや、一緒に居てくれる安心感から、そういった言葉を発しなくなります。

特に日本の男性は、シャイだったり、感情を表に出さないように育てられた面もあります。
人前で泣くな、とか、じっと堪えてこそ男子、などという、
意外に使われる言葉に支配されて来たのが男性です。

そこで、女性が、この頃は、私への興味を失っているのでは?という恐れを抱いている時に、
好きだ、と頻繁に言ってくれる男性に会ったらどうなるでしょう。

ステディでありながら、女性からの評価は、ぐん、と下がります。

それを男性が感じた時、自分の無力感を感じ、それを刺激される事で、
女性を許せなくなるのです。

元々、生活における、恋愛の占める感情の量が女性よりずっと低い男性は、
ステディが、恋愛で、自分の感情をかき乱す事に慣れて居ません。

男性は、セックスで、女性との感情の差を埋めようとしますが、
セックスではどうしようもない点、例えば、離れてしまった気持ちを埋めるのは、得意でないと言えるでしょう。

バスに乗り遅れてしまった客のように、乗れなかった事に怒りを覚えながら、置いていかれるという感覚。

それをずっと持ち続けるのです。

関係を改善したい、と思っても、どうしたらいいのか分からない。
もう、遠くに行ってしまった女性を取り戻すには、自分の力では難しい。
仕事や勉強に没頭する力のある男性ほど、恋愛には奥手で、そこまでしなくても生活には支障ない、と諦めてしまうことも多いのです。

そして、そのまま、別れを決意します。

これも、どこで、食い違ったのか。
どういった理由で、彼女は傷つき、
疲弊したのか。

それを考え、そこまで、立ち返り、
自分には、まだ、彼女を取り戻す力がある、自信を取り戻す必要があります。

復縁を願うなら、そこまでの努力が必要になりますが、
それはまた別の機会に書く事にします。